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RCCM試験 問題Ⅲ 練習問題 地域づくり(コンパクトシティ等)

APEC氏の練習問題に対する回答です。
問題文については著作権の問題などもあると思うので掲載しません。

①我が国の都市構造における現状と課題
 我が国は少子高齢化が進み、高齢者の増加と若年人口の減少が顕著になっている。今後、我が国は人口減少をしていくと考える。少子高齢化に伴い税収の落ち込みなどが起こり、社会資本整備に投入可能な予算が減少していくと考えられる。郊外に広く拡散した都市構造を維持していくのは困難になると考えられる。
広く拡散した状態で人口が減少していくと、広い土地に低密度に居住することになる。このような都市のスポンジ化が生じることになる。このような都市構造で、学校・病院・公民館・道路・水道・下水道などと言った社会インフラを維持していくのは多額の予算がかかると考えられる。
以下に、大都市と地方都市に分けて現状と課題を抽出してみる。
a.大都市における課題
 特に3大都市圏のような大都市においては、過去に郊外に拡大していった経緯がある。近年においては都心部への人口の回帰等の現象が起きている。高度経済成長期からバブル経済の頃にかけて、都市の周辺部に拡大していった住宅地について今後、高齢化が進み、空き家の増大などの現象が生じると考えられる。郊外にあるニュータウンなどで高齢化・過疎化等の現象が見られる。
b.地方都市における課題
 地方都市においては、もともと人口が少ないこともあり、バスや鉄道などの公共交通機関が衰退している。公共交通機関があったとしても一時間に1本程度の便しかなければ、乗用車を利用した方が便利であり、車を利用することが前提の都市構造になっている。高齢者のドライバーによる事故が多発して社会問題になっているが、自動車を利用しなければ生活できない都市環境にあることも背景にある。
②健康寿命で快適な都市づくりを進める上での課題対策のあり方
a.コンパクト+ネットワーク
 コンパクトシティーの形成が重要である。中心市街地に学校や病院などの公共施設を配置する。ショッピングモールなどの商業施設も中心市街地に配置して、徒歩や公共交通機関を利用して生活ができるようにする。コンパクトな都市構造にすることによって社会資本整備を維持する予算を削減することができると考える。
 また、地方都市によっては平成の大合併の結果大きくなった都市もある。このような都市では最も大きな中心市街地だけでなく、合併する前の各市町村の市街地も維持する必要がある。大きな市街地と小さな拠点を結ぶ交通網を確保する(コネクティビティーを維持する)必要がある。これをコンパクト+ネットワークと呼ぶ。
b.立地適正化計画
 コンパクトシティーを実現するためには郊外に拡散した都市構造から、中心市街地に密集して住む都市構造に変換していく必要がある。このためには都市計画による誘導が重要になると考える。また、土砂災害の危険地域や河川の氾濫により浸水する危険がある地域などには、住居等を建てないように規制する必要があり、既に建っている建物に関しては転居するように誘導していく必要がある。
c.低密度の地域のあり方
 高密度の地域には、LRT、BRT、連接バスなどを配置して、余った資源を低密度な地域に配分して地域全体の公共交通網を維持する。また、路線バスなどの公共交通を維持できない地域関しては、コミュニティーバスやデマンド交通を用いるなどして、地域住民の交通を確保する必要がある。
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プロフィール

エリック

Author:エリック
建設コンサルタント会社に勤めている40代の男性です。
技術士、RCCM等の資格に挑戦します。
よろしくお願いします。

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erugo_1975(at)yahoo.co.jp
(at)を@に変えてください。

経歴
10年弱、海洋土木の専門工事会社に勤務していました。いわゆる、マリコンというやつです。
(といっても施工管理の仕事の経験はありません。主に設計の仕事を中心に業務を行ってきました)

その後、派遣の仕事等を経て現在のコンサルタント会社に雇われることになりました。今の会社には約6年程度勤めています。

保有資格
技術士(建設部門/港湾及び空港)
RCCM(港湾及び空港)
RCCM(河川、砂防及び海岸・海洋)
RCCM(トンネル)
RCCM(鋼構造及びコンクリート)
技術士一次試験合格(建設部門)
コンクリート技士
2級計画ビオトープ管理士
2級施工ビオトープ管理士
英検準一級

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